お彼岸

暑さ寒さも彼岸までと申し上げます通り不思議と春・秋彼岸頃には良き日和となるようです。
お彼岸と言えば、春秋二回ありますが、正しくは ゛彼岸会゛といって、それぞれ一週間ずつです。そしてその七日間の真ん中の日を、お中日といい、春は春分、秋は秋分といって、太陽が真東から上って、真西に沈み昼・夜の長さが、ほぼ同じになります。゛
国民の祝日に関する法律゛によると、春分の日は「自然をたたえ、生物を慈しむ」、秋分の日は「先祖を敬い、亡き人を偲ぶ」と定められています。彼岸会の習慣は、日本独特の行事であり、仏教発祥の地のインドにも、中国にもなく、その起源は約千四百年の昔、聖徳太子の仏教信仰にて伝えられたとの事です。



春彼岸
は陰極まって陽の開くとき、事始めをするも良し、今までを悔いるも良し、徐々として昼の長さが長くなってまいります。なにをしても良いとは申しませんが、良き方向に向かうことは確かだと思います。
秋彼岸は陽極まって陰の開くとき、春から色々やってきたことが吉と出るか凶とでるかの大事な時期、急がすあわてず慎重に事を運ぶが来年の為。
しかし、心の持ちようですので油断無きよう心掛けたいものです。
羯諦羯諦婆羅羯諦婆羅僧羯諦菩提裟婆伽(般若心経)
彼の岸へ彼の岸へ、さあ一緒に仲良く渡りましょう。相手を思いやる心をこの機会により一層育てましょう