小咄一月分
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”正月や 冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし”
と、一休禅師は 正月にしゃれこうべを持って一軒一軒廻られたそうだ
”極楽といえる正月に油断するな 地獄と言える師走目の前”
正月に浮かれていては いかんと言うことを言っているわけである。
昔、京都の町に七福神の格好をした人が訪れたので、「これはめでたい、福の神が来てくれた」と、喜んで招き入れたところ、いきなり刀を抜いて「やい、金をだせ」 なんと七福神の姿をした盗賊が京都市中に出没したという記録があるそうです。浮かれていると 地獄に突き落とされてしまう。
ご用心ご用心
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”めでたい正月だから 皆の衆 お寺へござれや”
と ある和尚さんが檀家の人たちを 呼んだものでみんなは大喜び、「煮物くらいしかないけど お酒はたんとあるから、陽気にやんなはれ」
みんなはお酒が すすんで酔いが廻って、歌い出し そして とうとう 踊りだした。
大新年宴会になっている。ところが かなり酔っぱらってかなり 酔って フラフラしながら踊っていた一人が、ヨロヨロとしたとたん 床の間の大きな花入れを 倒したから さあ大変、花器が倒れて花が散り 水がこぼれだした。
「こりゃ 大変 とんでもないことをしてしまった」と真っ青である。
すると 和尚さんはぞうきんを持ってきて 「おう ここも ふく(福)、それそこも ふくふく(福福)」
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結婚式はいつの時代でも うれしく 華やかなものです。
昔は花嫁行列がありまして、昔 日本でははじめは夕方の結婚式だったので おんなへんに昏と書いて婚。
男が妻の家に行ったところから女が家にいるので嫁。
鎌倉の時代ころから 戦があって 妻の所へ通っていく途中 敵に襲われてはいけないので女が男の家に嫁ぐようになったとも いわれています。
あるひ 金持ちの家の娘の花嫁行列が進んでいくと 反対側から 葬式の行列がやってきた。「縁起でもない」とあわてた 父親が狂歌人のところに行って 「何とかしてくれ」と 頼んだところ、
その歌人はすました顔で「世の中は陰と陽とのすれ違い、あれも死にいく これも しにいく(SEX)」
これには周りのものも ドッと大笑いで、再び花嫁行列は明るい顔して進んだそうです。